生かされた命

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まだ鮮明に覚えているうちに(御嶽山噴火)

御嶽山噴火から生還された愛知県安城市の方のFacebook手記です。

2014年の御嶽山噴火 は、2014年(平成26年)9月27日11時52分に発生した、長野県と岐阜県の県境に位置する御嶽山(標高3,067メートル)の火山噴火である。噴火警戒レベル1の段階で噴火したため、火口付近に居合わせた登山者ら58名が死亡した、日本における戦後最悪の火山災害である。wikipedia

9月27日(土)

一日休みがとれそうだったので、紅葉の御嶽山を子供も連れて家族でのんびり登る為に、金曜日の夜に王滝村、田の原駐車場に向かいました。

(甘いと言われれば返す言葉もありませんが、まさか噴火するなんて全く想像もしていなかった為、比較的登りやすい御嶽山を選びました。本当は一人で濁河温泉側のルートで前回のリベンジをするつもりでしたが、子供達に一緒に行きたい。と言われ、 のんびり紅葉狩り登山にすることにしました。ルートとしては子供達もいたので御嶽山の全容を 眺めながら登れる王滝口登山道にすることに)

駐車場で車中泊し、朝6時30分頃に王滝口登山道から登山開始。
最近ではあまり出会えなかった快晴で、御嶽山も本当に綺麗に見えていました。 紅葉も本当に素晴らしく、老若男女、たくさんの登山者で賑わっていました。

途中、雲海とそれを貫く山々の姿に感動を覚えながら、 今日は本当に最高の登山日和だ! と感じたのを覚えています。

小さい子供連れということで、 たくさんの登山者の方に声をかけて頂き、子供達もその応援に力をもらいながら、楽しんで登っていました。
子供に合わせたゆっくりしたペースで、休憩も多めに入れて写真やビデオを取りながら、 4時間ほどで「王滝頂上」に着きました。

王滝口頂上奥社でお参りをして、 「剣ヶ峰」の姿を見る為に、頂上奥社の裏手へ。このまま「剣ヶ 峰」に登る事も出来ましたが、昼食、下山を含めた時間的な事、子供達の体力の事… いろいろな事を考えて、先に昼休憩をとることに。

この時点で子供達には言いませんでしたが、ゆっくり昼食をして、「剣ヶ峰」には行かずに下山しようと考えていました。

どこかで昼食を取ろうと思い付近を探しましたが、「八丁ダルミ」周辺は風が強く、地獄谷からの硫黄の匂いも キツかったため、一旦「王滝頂上山荘」の南側の広場まで戻り、 風の影響を受けない建物の近くで昼食にすることに。

近くにはトイレの入り口もある為(子供達が行きたいと言っても連れて行きやすいし…)そんなことを考えながら。

朝と比べるとガスも出てきて、 絶景という訳には行きませんでしたが、子供達は山ご飯にハシャギながら、1時間ほどゆっくりとした昼休憩を過ごしました。

周りには同じように昼食をとる登山者の方も多く、私は登ってきた登山道が見える東側斜面にいましたが、 西側の地獄谷が見える少し上の広場には、山荘から離れた場所までたくさんの方がいたのを記憶しています。

昼食をとりながら、山荘の方を見ていると、ちょうどトイレの真下にあたる部分に、何か入り口のようなものがあることに気付きました。

この時は(あの入り口は何だろう?)と思ったくらいで、特にそれ以上は考えてもいませんでした。

角度的にも私のいた場所からでないと、その入り口を確認する事は出来ず、他の方達はその場所に空間がある事すら知らなかったと思います。

昼食をとりながら子供達に
「今日はこれで下山するよ」 と言ったところ、
「やだ!頂上まで行きたい!」と…
「今から頂上まで行って下山すると、 時間が遅くなるから…」
「やだ!早く登るから行きたい!」
そんなやり取りをしながら、 (ここまで行きたいなら、頑張って行かせてみようか…) と内心迷いもありました。

昼食が終わり、荷物をまとめながら、 もし頂上に向かった場合の下山までの時間や子供達の体力的な事を考えていました。 (本当に行かせられるか?) (ここで下山した方が時間的にも余裕があるし…)

考えながらゆっくり荷物をまとめ、全員がザックを背負った瞬間…
「バリバリバリ、ドカーン!!!!」
ものすごい音が…

カミナリか!? と一瞬思い、その音がした地獄谷の方を見ると、目の前の谷から大きな噴煙が立ち上がりました。

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野口さんが死の直前に撮った写真=9月27日、野口泉水さん撮影 

えっ …… 噴火…???


周りにいた登山者全員が状況を把握できず、
「写真!写真!」
という声が聞こえてくるなど、 その瞬間は恐怖を感じる事も出来ない程、誰もが状況を把握していませんでした。

しかし最初の噴火から10秒弱…
「ドドドド…ドカーン!!!!」
という爆音とともに、最初の噴煙とは比べ物にならない大きな噴煙の柱が空高く舞い上がるとともに、 もの凄い早さで自分たちのいる方に向かってきました。

「ワーー!!!!」「キャー!!!!」
うってかわって叫び声や悲鳴が飛び交う中、(ヤバい… どうする? 逃げても間に合わない。どこかに隠れなきゃ… 子供達をどこかに…何かの陰に隠れる? ダメだ。あれに巻き込まれたら、絶対無事では済まない。どこか安全な空間に入らないと… 山荘は? ダメだ。山荘の入り口まで走っても間に合わない…)

一瞬で様々な事が頭を駆け巡り、 (あそこは??) さっき昼飯を食べながら気付いた、 トイレの真下にある入り口が頭に浮かびました。

すぐさまその入り口が見えるところまで行き、中に空間がある事を確認し、
「ここに入るよ!!こっちにおいで!!」
子供達に声をかけ、その空間に誘導しました。

その時の私の声に反応して下さったのか、近くにいた別のグループの方々もこちらに向かって走ってきました。

その方々の後ろには、もの凄い早さで噴煙が迫ってきていました。 (もうヤバい!) 私が空間に入ると、 すぐにそのグループの方が駆け込んできました。
「扉を閉めて!!」
木製の引き戸を両側から閉めようとした瞬間…
「!!!」
一瞬で外が薄暗い噴煙に巻き込まれ、 その噴煙が空間の中に流れ込む寸前で、扉が閉まりました。

木製の古い引き戸なので閉まりが悪く、数ミリ隙間が出来ており、 そこから凄い勢いで噴煙が吹き込んできました。

すぐに子供達に鼻と口を服の袖でふさがせて、吸い込まないように言いました。

それでも全員が吸い込んで咳をしていましたが、一応閉め切った空間のおかげで、全員が噴煙の直撃を免れました。

2回目の大噴火から、私のいた場所が噴煙に巻き込まれるまで、おそらく十数秒しか無かったと思います。

他の人は!?

頭に浮かびましたが、 それを打ち消すように事態は悪化します。 扉を閉めて真っ暗な空間。 薄暗い噴煙とはいえ、数ミリの隙間から外の光が届いていたのに、
「ゴォー!!」
という音とともに外が真っ暗になりました。 夜とも違う、光が全く届かないまさに暗黒という感じでした。 それと共に、空から何かが降ってきて、それが地面や小屋の屋根にぶつかる凄まじい音が鳴り始めました。

そして噴煙だけではなく、硫黄のキツい匂いが充満してきました。それと共に熱を持った空気が室内に入ってきている感じがしました。 (このままではヤバい!) ザックの中にタオル等があることを思い出し、腕時計のライトを付けてザックの中のタオルを探し出しました。

すぐに子供達にタオルを渡し、 目を閉じて顔全体をタオルで押さえるように言いました。 自分も防寒用のフェイスマスクをかぶり、鼻と口を押さえました。

タオル等で押さえていても息が出来ない程のガスが充満してきて、ここで本当に死を意識しました。 (コレが続いたら、絶対に助からない…) (どうすればいい…) (こんなところで家族で死ぬのか…) (子供だけでも何とかして助けられないか…)

本当にいろいろな事が脳裏をよぎり、 何とも言えない気持ちになりました。 子供達は泣き出し、それを落ち着かせて…その繰り返し。

数分するとその強いガスが収まってきて、何とか息が出来るようになってきました。 外もまた薄暗さにかわり、少し落ち着いたようにも感じました。
「みなさん、大丈夫ですか?」
空間に一緒にいるはずの、他の方々に声を掛けると
「大丈夫です」
との声が聞こえ、少し安心しました。 ここで私たちの他に5名のグループの方が一緒にいる事が分かりました。

そのグループの女性の方が、すぐに消防に連絡を取ってくださり、私たちの位置と人数を伝え救助要請。 さらに今後どうすればいいのかを聞いてくれました。 消防はこの時点では噴火は確認しているものの、状況把握が出来ていないという事で、今はそのまま外には出ないで待機してくださいと指示を受けました。

ここで一旦全員が落ち着きを取り戻し、
「外の人は大丈夫かな?」
「この先どうなるんだろう」
いろいろな事を話しながら、外の様子に気を配っていました。

私は自分のいる空間を確かめる為に、腕時計のライトで周りを照らし、何があるのかを確認しました。

私たちのいる空間は、天井1m40㎝ほどの低い空間で、トイレの真下。汚物タンクの置き場でした。 幸いしっかりした汚物タンクで、匂いが漏れるような事もなく、物置としても使われていました。 (何か使えるものは無いか?) そんな事を思いながら隅々まで確認しました。 落ち着いたと思っていたら、また轟音と共に真っ暗になり、噴石が落ちる音、ガスの充満…

そして落ち着いて…
これを5回以上は繰り返したと思います。 途中、今までに無い激しい音と共に何かが屋根に落ちるのを聞いて、
「まさか人じゃないよね…」
「岩だとしたら、屋根を突き抜けてくるかもね… でもここはトイレのさらに下の床下の空間だから、少しはマシかな…」

と会話したり、また真上のトイレから足音と男の人が激しく咳き込み苦しむ声が何度か聞こえてきて、
「上に人がいるね。大丈夫かな…?」
そんな会話もしていました。

確認しようにも、私達の入り口とトイレの入り口はちょうど建物の反対側。 外に出られない状況では他の人の確認に行けるような状態ではありませんでした。 そんな中、本当に色々考えました。

(おそらく外は大変な事になっているだろう。逃げ場が無く外にいた人達はきっと… )
(救助要請しても、噴火が続く限りヘリでここに救助に来ることは出来ない。ここは噴火口に1番近い所だろうから…)

(となると、このまま噴火が収まらなければ誰も救助には来れないかもしれない…)
(状況がこのままなら、この空間でしばらく過ごさないといけない… 水は? …ある。水分補給用と昼飯用の残りがまだ1リットルと少しはある。 食料は? …少しなら。アルファ米と行動食、それに子供達のお菓子が少し… どうやって消費するか計画しないと…)

(でもこのまま噴火が続き、もしこの山小屋に火がついたらどうする?外にも出れないし、ここで焼け死ぬしかないのか…)
(さっきよりも噴火が激しくなって息が出来ないガスが充満し続けたらどうする?)

(少しでも落ち着いたら、何とか下山出来ないか… 一刻も早くこの場を離れないと…)
(下山するにしても、登山道は無事なのか?人が下りれる状況なのか?)
(外に出たら… 登山道を下りたら… 助からなかった人達があらゆる所に倒れているんじゃないか…? そんな所を子供達を連れて歩けるのか?)

(子供を連れての下山にかかる時間を考えると、14時くらいには下りないと暗くなってまた危険になる)
(下山を始めた後に、またあの大きな噴火があったらどうする?もうこの安全な逃げ場はないから、次巻き込まれたら死ぬ…)

どうする… どうすればいい…
窓一つない空間で、聞こえる音と数ミリの隙間からしか外の状況を把握出来ない私達には、耐える以外に方法がありませんでした。

緊迫と落ち着きを繰り返す中、そんな事を考えながら、グループの方と色々話すうちに1時間半?程その場で耐えたでしょうか…

繰り返されてきた緊迫の状況が起こらなくなりました。

外は薄暗いものの、静かに唸る噴火口?の音と細かい何かが降り注ぐ音以外には何も聞こえませんでした。

他の人の声が一切聞こえないことに、 言い様のない不安にもなりましたが、 扉を開けて外の状況を確認する事になりました。 外は写真のとおり、一面真っ白に火山灰が積もった状態で、噴石により目の前のウッドデッキに大きな穴も空いていました。

積もった火山灰の量も凄く、さっきまでいた山の景色との違いに唖然としました。 ここでグループの方と下山について検討…今なら下山出来るかもしれない… 下山途中にまた噴火が起こったら、助からないかもしれないけど… でもこのままここにいても、助かる保証は何も無い… 下山するならもう今がタイムリミットだろう…

どうする…

みんなで話し合った結果、
「下山しよう」
そう意見が一致しました。

そう決まればすぐに出発の準備。

荷物を整理して、子供達には帽子とフードを被せて、自分達もレインウェアやフード付きジャケットを着込んで… また噴火したら… 登山道はあるのか… 途中助からなかった人達が倒れていないか… 色々考えた上で、覚悟を決めて9人全員で出発。 火山灰は30㎝は積もっているだろうか… フカフカで少し滑りそうだけど歩ける。 山荘を回り込んで、山荘の入り口に着くと、少し前までたくさんの人がいた形跡が…

中にはオレンジのヘルメットがまだ残っていたので、子供も含めて全員それを装着。

山荘入り口から下山道にはたくさんの人が歩いた跡が…
「みんな先に降りたんだ!急ごう!」
そう言って、下山開始。

大量の火山灰が積もっているものの、 先行した登山者の踏み跡もありルートも明瞭。 少しでも大きな音がすると不安になり、振り返り噴煙を確認しながらの下山。
とにかくみんなで「安全に、早く」を合言葉に足もとを確認しながら…

長女は1人で問題無く大人のペースについて行ける。 しかし次女にはこのペースは無理だ。 気を遣ってグループの方が最後尾に付いてくれる。 本当にありがたい… でもみんな少しでも早く下りないと…

そこで、長女には「皆さんに付いて先に下りなさい。」そう言い聞かせ、 グループの方に長女をお願いして、ペースを上げて先に下山してもらえるように… 次女は私と嫁で交互にサポートしながら下りることに。 精神的にも肉体的にも厳しい下山でした。

しかし、しばらく下りると火山灰の影響も少なくなってきて、視界も開けてきた。

ルートの先を見ると、同じオレンジのヘルメットを被った100人近い登山者が下山する列が見える。 ここで少し安心。 さらにこの辺りに来ると、山小屋のスタッフが何人も間隔を空けてルート上に待機してくれて、サポートをしてくれました。

若い女性のスタッフはずっと次女を励ましながらサポートしてくれて、さらに男性のスタッフと会った時は、「私が娘さんを背負っておりますよ!」とまで言っていただきました。

次女は疲れ果ててクタクタなのに、その言葉に何故か断固拒否(ーー;)
いや…ここはそうしてもらいなさい。 と言っても全く聞き入れない… すると男性スタッフが「じゃあお父さんの荷物は僕が背負いますよ。 そうすれば娘さんをサポートしやすいですから」と言って、私の重い荷物(実はテン泊のトレーニングの為に 使わない荷物も含めてあえて重量を持って登ってました^^;)を軽々と背負い、下まで荷物をおろしてくれる事に…

慣れない重量で体力的にもキツかった私にとっては、本当に助かりました。

この時には長女も含めたグループの方々はもう見えなくなっていましたが、荷物が無くなり負担が減ったので少しペースを上げて下山。 大江権現を過ぎ、遥拝所まで戻ると、 消防と救急の方が待っていてくれて、 すぐに体調を確認すると共にうがい用の水をくれました。

そしてまだ少し距離があるから、と ここからは軽トラックの荷台で乗せて行ってくれるとの事。 この軽トラックの荷台に乗った瞬間に、(やっと終わった)という安堵感に包まれました。 後ろを振り返ると、未だ噴煙を激しく上げる御嶽山の姿が… そして登山道入り口へ。 そこには物々しい数の警察、消防、救急の方々が…

事態の大きさを改めて感じました。

軽トラックから下りた瞬間、長女が駆け寄ってきました。

その後ろには一緒に避難し、 長女を下までおろしてくれたグループの方々が。 長女の顔を確認し触れた途端、 涙が溢れそうになりました。
「よく頑張ったね。1人だけ先に行かせてゴメンね… 寂しかったよね」

そう言って抱き寄せました。

長女を無事に下ろしてくれたグループの方々には言葉に出来ない程の感謝をしています。 短い時間でしたが、生死の瞬間を共に過ごし、一緒に避難したのがあの方達で良かった。本当にそう思います。 偶然にもグループの中の一人の方が同じ安城市に住んでいる事が分かり、自分たちの身に起こった奇跡とともに、本当に何かの縁を感じました。

そして下山のサポートをしてくださった山小屋スタッフの方々。 お名前をお聞きする事も出来ませんでしたが、いつか改めてお礼を伝えたいと思います。

山小屋のスタッフをはじめ地元のボランティアの方々、警察や消防の方々、そして自衛隊の方々、本当に多くの方々が今も救助活動を行っています。

今の時点で30数名の方が心肺停止で見つかりました。

時間的にもその中には私たちを追い越し、子供達に声をかけてくださった方々も含まれているかもしれません。 (あの夫婦は無事だろうか…) (あの親子連れは無事だろうか…) (あの若い男女のグループは無事だろうか…) 自分の記憶にある、声をかけ合った人たちが、もしかしたら…

それを考えると何とも言えない気持ちですし、想像するだけで心が痛くなります。 報道などの噴火の映像を見るたびに、 本当にあの状況では誰が同じようになってもおかしくなかった。

あの場所にいて今生きている事に、 まだ不思議な感じです。 私たち自身、もう少しペースを上げて登っていたら… あのまま剣ヶ峰を目指していたら… 昼食の場所をあの場所にしていなかったら… あの入り口に気付いていなかったら… 剣ヶ峰を目指す為に昼食を早めに切り上げて、歩き出していたら… 昼食が終わり、荷物を背負った瞬間の噴火でなかったら…

少しタイミングがズレただけで、逃げ場となる山小屋などが無かったり、 間に合わなかったりして、噴煙、噴石、火山ガスの直撃を受け最悪のケースになっていたかもしれません。

それこそ噴火が水蒸気爆発ではなく、 高温の火砕流を伴うマグマ噴火であれば、山頂にいた数百人全員が助からなかったでしょう。

本当に小さな奇跡が重なって、今こうやって無事でいられる事に、心から感謝です。 もちろん反省材料は沢山ありますが、今回の事で改めて感じたのは、自然と共に生きている以上、登山に限らず、災害というのはいつ、誰の身に起こっても不思議ではないという事。

絶対的な運に左右されるのはもちろんですが、問題はその場に直面した時に、いかに冷静に、生きる為の判断が出来るか、そして必要なものを持っているのかどうか。 今回の経験で、本当にいろいろな事を考えさせられました。 生かされた命。 その意味を考えて生きていこう。と ただ今は犠牲になられた方へ心からのご冥福を。 怪我をされた方の一日も早いご回復を。 そして安否確認がとれない方がご無事である事を祈るばかりです。

終わり。

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